カラーグレーディングで映像を完璧に
Artlistで数百種類のLUTが新たにダウンロード可能になりました!LUTは映像編集において、特にカラーグレーディングの工程で欠かせないツールとして長年活用されてきました。ArtlistのLUTコレクションにより、映像クリエイターの表現の可能性が大きく広がります。
このブログでは、LUTの基本的な解説から、カタログの新カテゴリーの紹介、さらにダウンロードから実際のプロジェクトでの使用方法まで詳しく説明していきます。
LUTとは?その基礎知識と活用法
LUT(Look-Up Table)は、入力された色の値を特定の出力値に変換し、色調補正や調整プロセスを簡略化する映像編集に必須のツールです。簡単に言えば、色調やスタイルの操作を素早く行うことができます。
LUTについての詳細はこちらの記事をご覧ください。

ArtlistのLUTが映像制作者に選ばれる理由
Artlistの新しいLUTコレクション は、社内のカラリストたちが丹精を込めて制作したものです。彼らは使いやすさと高品質さを追求することに情熱を注いできました。Artlist のカラリストであるDor Zammirは次のように語ります。「私たちは、あらゆるショットで最適な効果が得られるよう入念に調整を重ねてきました。これらのLUTは、映像の魅力を引き出すよう設計されており、過度な色味やコントラストのリスクを抑えながら、美しくプロフェッショナルな仕上がりを実現できます」
映像の魅力を引き出しながら、かつ過度な効果を抑えたLUTの制作は決して容易ではありません。Dorと彼のチームは、この絶妙なバランスを追求するため、数か月にわたる開発期間を費やしました。
ArtlistのLUTは、映像 本来の自然な質感を保ちながら、その魅力を最大限に引き出すように設計されています。そのため、細部のディテールを損なうことなく、映画のような仕上がりを実現できます。実際に、その品質と汎用性の高さから、Dorのチームも自身のカラーグレーディング作業でこれらのLUTを多用しているほどです。
カタログに収録された全てのLUTは、広く使用されているRec. 709カラースペースに最適化されています。これにより、様々な映像や機材との互換性が確保されています。Dorは「できるだけ多くのショットで使えるLUTを目指しました」と説明します。ドラマチックな雰囲気を求める場合でも、柔らかなビンテージ風の表現を目指す場合でも、クリエイターが理想とする映像表現を簡単に見つけられるよう配慮されています。
Artlistの直感的なブラウジングインターフェースにより、最適なLUTの検索がさらに簡単になりました。LUTのリストを延々とスクロールしたり、LUTパックをダウンロードして手作業でテストしたりする手間は、もう必要ありません。
Artlistでは、ご自身の映像に近いサンプル映像を選び、雰囲気やスタイル、さらにはコントラストや彩度といった具体的な調整項目からLUTを検索・プレビューできます。これにより、膨大な時間を節約することが可能です。Dorは「最も重要なのは、ユーザーが求めるLUTを素早く見つけ、実際に楽しく使ってもらうこと」と語っています。
その結果として生まれたのが、初心者からベテランのプロフェッショナルまで、誰もが簡単に使える高品質で信頼性の高いLUTコレクションです。
ArtlistのLUTカテゴリーの使い方
とてもシンプルなArtlistのLUTの使用方法。
- 左側のメニューにあるLUTオプションを選択します。
- プロジェクトのスタイルや照明条件に最も近いサンプル映像を選択します。これにより、各LUTが実際の映像でどのように見えるかを確認できます。
- 色温度、彩度、コントラストなどのフィルターを調整して検索を絞り込むことができます。また、シネマティック、ビンテージ、自然などの「スタイル」や、ドラマティック や ムーディー から、 ソフト でプレイフルまで幅広く用意された「トーン」からも探すことができます。
- 気になるLUTを見つけたら、クリックして詳細なプレビューを表示できます。また、左右の矢印を使って同じサンプル映像に異なるLUTを適用し、スタイルを比較することもできます。
- 選択が完了したら、LUTをダウンロードするだけです。お好みの編集ソフトにインポートして、映像の魅力を引き出しましょう!
この効率的なプロセスにより、大量のダウンロードや試行錯誤を必要とせず、プロジェクトに最適なLUTを簡単にテストし選択できます。
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