テキストプロンプト：生成 AI を効果的に使用する方法

Artlist の新しい画像・動画生成 AI でプロンプトをマスターしよう

もしあなたがスマホの電波も外界との接触もない荒野で24ヶ月を過ごして、戻ってきたばかりだとしたら、おそらくご存知ないかもしれません。生成 AI is a big thing nowadays. In fact, even as you sit reading this sentence, it’s busy revolutionizing the creative process and the world of art.

Artlist の新しい AI 画像・動画ジェネレーターを使えば、テキストプロンプトであなたのクリエイティブなビジョンを具現化し、想像通りの画像や動画をわずか数分で作成できます。映画のようなワンシーン、近未来の都市景観、夢のような手描きイラストなど、あなたがどんなものを求めていても、この強力なツールはシンプルなアイデアを視覚的な傑作に変える柔軟性を提供します。

幸いないことに、Artlist のプロンプト強化機能を使えば、プロンプトエンジニアリングの専門家でなくても、最適なプロンプトを作成できます。Artlist の AI 画像・動画ツール でプロンプトを入力し、「Enhance」ボタンを押すだけで、自動的に改善案が提案されます。これにより、ワンクリックでより詳細な結果を生成できます。また、強化されたプロンプトは、いつでも好きな言語で編集して、イメージを細かく調整することも可能です。

この記事では、効果的な AI プロンプトを作成することの重要性、最高の成果を得るための書き方、そしてArtlist のツールがいかにクリエイティブなプロセスを効率化できるかをご説明します。

 AI アートプロンプトとは？

まず、「 AI 画像プロンプト」の意味を理解することから始めましょう。生成 AI モデルがアートを生成するためには、ユーザーの入力が必要です。したがって、 AI アートプロンプトとは、 AI アートジェネレーターにどのような種類の画像を生成してほしいかを伝える、短い説明や指示のセットのことです。テーマ、スタイル、色、ムード、設定などの詳細を含めることができ、これらすべてが AI が望むアートワークを生成するための指針となります。

例えば、次のようなプロンプトが考えられます。「広大な不毛の砂漠の上に、巨大で鮮やかな色の気球が雄大に浮かんでいる。その巨大なサイズが構図を支配し、鮮やかな色が穏やかで陽光が降り注ぐ砂漠の地形と際立ったコントラストをなしている。この映画のような視点は、荒涼とした風景にドラマチックで巨大な影を落とす気球の壮大さを強調している。自然光と柔らかな環境テクスチャの相互作用が、見る人の注意を引きつける印象的な視覚的調和を生み出している。」

テーマ、雰囲気、スタイルについて AI に具体的な詳細を与えることで、 AI があなたの思い描く正確なシーンを作成するようにすることができます。この画像は、Artlist の画像＆ビデオジェネレーターの「Multipurpose」スタイルを使用して生成されました。

 AI によって素晴らしい作品を生み出すには、適切なプロンプトを作成することが重要です。明確で詳細なプロンプトは、 AI が何を生成すべきか迷う時間をなくし、試行回数を減らして望む結果に近づけることで、時間と労力を節約します。

良いプロンプトの構成

 AI アートを生成する際、思い通りの結果を得るためには、いくつかの重要なルールとガイドラインがあります。

被写体

被写体について考えましょう。画像の中心となる焦点や主要な要素は何ですか？見たいものを明確に記述する必要があります。例えば、「穏やかな山」、「未来的な都市」、「風変わりな森の生き物」などです。

詳細

被写体をさらに具体的にするための記述的な形容詞をいくつか含めましょう。「雪をかぶった」山や、「ネオンが輝く」都市のように、具体性を加えることで、 AI が被写体がどのように見えるべきかを理解するのに役立ちます。

スタイル

最終的な画像がどのように見えるかを大きく左右するのが、スタイルの選択と指定です。「油絵」や「水彩画」、「デジタルリアリズム」といった様々な芸術媒体や美的感覚について調べて理解を深めることが重要です。これにより、生成 AI モデルはあなたが思い描いたとおりに画像を処理してくれます。

Artlist の画像・動画生成ツールでは、動画クリエイターが必要としているものに基づいて事前にキュレーションされた20種類のスタイルが用意されているため、手間がかかりません。ただし、「多目的」スタイルを使用する場合は、より具体的な指示を与える必要があります。

コンテクスト

設定、雰囲気、ムードはすべて画像に深みと感情を加えることができるため、画像のコンテクストについて考えてみましょう。例えば、「日の出時」「嵐の中」「神秘的なオーラをまとった」といったものがあります。これらのコンテクストや設定を入れ替えるだけで、画像は劇的に変化します。

プロのコツ: プロンプトを書くことは、友人や同僚に明確な指示を出すことのような感覚で考えてください。指示が具体的で焦点を定まっているほど、 AI はあなたのビジョンを実行できます。

これらの要素をすべて組み合わせると、良いプロンプトは例えば、「谷に霧が立ち込める日の出の雪山を、柔らかな水彩画スタイルで描く」のようになります。

時間をかけて様々な生成 AI スタイルを試し、テキストプロンプトを変更することで画像がどのように変化するか実験してみてください。

プロンプト作成でよくある間違いと回避策

どんな技術にも言えることですが、 AI 画像生成のプロンプト作成には、よくある間違いがいくつかあります。以下に避けたい点を挙げます。

漠然とした表現

「風景」や「人物」のように、漠然としすぎた、あるいは不明確なプロンプトは、 AI が十分な指示を得られず、非常に一般的でランダムな、あなたのイメージと合わない結果につながる可能性があります。具体的に何が欲しいのかを常に明確にしましょう。「風景」の代わりに、「野の花が咲き乱れる静かな牧草地と、澄み切った青空の下の遠くの山々」のように具体的に記述してみてください。

一度に多くのアイデアを詰め込みすぎる

同時に、矛盾する要素や無関係な要素を盛り込みすぎないよう注意が必要です。例えば、「未来都市、中世の城、嵐のジャングルの中の宇宙船」といったプロンプトです。要素を詰め込みすぎると、 AI はそれらのアイデアをうまく組み合わせることができず、ごちゃごちゃした画像になってしまいます。一つのアイデアやテーマに絞るのが良いでしょう。もし必要であれば、「夜の未来都市」と「ジャングルの中の中世の城」のように、大きなアイデアを別々のプロンプトに分割しましょう。

スタイルを無視して平凡な結果になる

Artlist のプリセットスタイルを使用しない限り、芸術的なスタイル、媒体、または雰囲気について一切言及しないと、地味で不明瞭な結果になる可能性があります。スタイルに関する指示なしに多目的スタイルを使用すると、 AI はあなたの意図するイメージに合わない、平凡な結果になります。「デジタルリアリズム」、「印象派油絵」、「鮮やかな漫画スタイル」など、スタイルを指定し、作品に明確な特徴を与えましょう。

上記を踏まえて悪いプロンプトの例を見てみましょう。「丘の上の都市と、その向かいの荒れ狂う川の対岸にある中世の城、そして大きな嵐の海につながる風景を作成して。」

ネガティブプロンプトの過度な使用

ネガティブプロンプトは、 AI に画像に含めてほしくないものを指示するものです。これにより、あなたのビジョンを損なう可能性のある不要な要素を取り除くことができます。たとえば、「人物なし」や「鮮やかな色を避ける」といった指示を与えれば、 AI はあなたが本当に求めている要素を理解できます。

ただし、ネガティブプロンプトの使用には注意が必要です。使いすぎると、 AI が不自然な画像を生成したり、場合によっては AI が意図しないオブジェクトを含み始めてしまうなど、混乱を引き起こす可能性があります。したがって、プロからのアドバイスとしては、最良の結果を得るために、必要な場合にのみ使用してください。

効果的なプロンプトのコツ

AI スタイルを活用してプロンプトを改善する

すでに述べたように、Artlist の動画ジェネレーターには、一貫性のある高品質なビジュアルを作成するのに役立つ20種類の厳選されたスタイルが用意されています。

これらのスタイルは、動画クリエイターの実際のニーズに基づいて構築されており、少ない試行錯誤でプロフェッショナルな結果をより簡単に得られます。プロンプトに余分な説明を詰め込む代わりに、あなたのビジョンに合ったスタイルを選択してください。映画のような奥行きが必要な場合でも、ノスタルジックな雰囲気が必要な場合でも、手描きの感覚が必要な場合でも、適切なスタイルを選択することでプロセスが効率化されます。さあ、アイデアを出して、創造性を膨らませましょう。

ディレクターのようにプロンプトを出す

動画クリエイターであるあなたには強みがあります。 AI が生成するビデオや画像は、映画製作者や写真家の言葉遣いを模倣したプロンプトによく反応します。次のような用語を使用してみましょう。

• フレーミング: クローズアップ、ミディアムショット、ワイドアングル、オーバー・ザ・ショルダー

画像プロンプト: 「鑑賞者に向かって歩いてくる、流れるような白いマントをまとった女性の顔のクローズアップ。背景には、滑らかで明るい色の素材で作られた洗練されたそびえ立つ建造物が環境光を反射している。空はオレンジ、ピンク、紫のくすんだ色合いで、柔らかくふわふわした雲が浮かんでいる。照明は幻想的で、シーンと彼女の顔に暖かな光を投げかけ、穏やかな雰囲気を高めている。全体的なスタイルは、クリーンなラインと静かでほとんど異世界のような美学を重視した、超モダンでミニマリストなもの。50mmレンズ使用。」

ビデオプロンプト: 「カメラがゆっくりと後方にトラックしながら、被写体がカメラに向かって歩いてくる。背景の要素はかすかに揺れ、優しいそよ風が被写体の衣服をなびかせている。」

• 照明: 柔らかな光、逆光シルエット、ドラマチックな影

このプロンプトは、[Enhance] ボタンと遊び心のある [3D Artlist] ビデオ生成スタイルを使用して作成されました。柔らかな照明が、魅力的で楽しく、チャーミングな画像を生み出しています。

「滑らかで磨き上げられた形状と鮮やかな色彩で、風変わりな3Dシーンを作成して。キャラクターは表情豊かで生命力にあふれ、柔らかな照明と豊かなテクスチャが温かみと奥行きを加えています。構図は遊び心があり、心温まる雰囲気です。愛されるアニメ映画を彷彿とさせる、誇張されたプロポーション、柔らかなテクスチャ、豊かな色彩を特徴とする、活気に満ちた、気まぐれで表情豊かな3Dアニメーションスタイルでレンダリングされています。表情豊かなキャラクター、豊かな色彩、柔らかく魅力的なテクスチャを特徴とする、活気に満ちた心温まる3Dレンダースタイルは、シーンの魅力と感情の深さを捉え、クラシックなアニメ映画の温かさを呼び起こします。」

• カメラの視点： 俯瞰（高い所から見下ろして眺めること）、 一人称視点: 登場人物の目線で展開される視点 トラッキングショット: 被写体を追いかけるように移動する視点

静止画とは異なり、動画は動きがすべてです。そのため、プロンプトでは画面に何が映るかだけでなく、それが時間の経過とともにどう動くかを記述する必要があります。カメラや被写体が何をしているのか、そしてシーンがどのように次のシーンへと流れていくのかを考えてみましょう。フェードイン、ジャンプカット、シームレスなモーフィングといったトランジションに言及することで、 AI がより映画的で一貫性のある結果を生み出すのに役立ちます。

• モーション:　スローモーション、ダイナミックな動き、フローズン・イン・タイム（時間停止）: 動きが一瞬止まったような描写

プロのコツ：動きは控えめに。より良い結果を得るためには、動きを繊細に表現することが重要です。「嵐の中を走る人」のような大まかな表現ではなく、以下のように具体的に記述してみましょう。「激しい嵐の中を孤独な人影が疾走する。雨が土砂降りに降り注ぎ、霧のような霞を生み出す。上空では暗い雲が不気味に渦巻き、稲妻の閃光に照らされ、劇的な影を落とす。風はその人の衣服を激しく打ち付け、体に巻き付け、足元には水たまりができ、一歩ごとに水しぶきを上げる。このシーンは動きに満ちており、自然との格闘と走者の表情に表れる決意の両方を捉えている。自然光と奥行きが映像を高め、この荒々しく雰囲気のある設定の中に切迫感と高揚感を呼び起こす。」

動画をじっくり時間をかけて編集しましょう

 AI はあなたの心を読めるわけではないので、冷静に取り組みましょう。生成される AI の出力を微調整するには時間がかかります。最初から完璧なものができるとは限りません。まずはシンプルなものから始めて、出力結果を分析し、プロンプトを徐々に調整していく必要があるでしょう。Artlist の動画ジェネレーターでは、「Enhance」ボタンを使ってプロンプトを洗練させ、自分では思いつかなかったような詳細を追加できます。完璧なプロンプトを作成するための良いステップバイステップのプロセスを以下にご紹介します。

1. シンプルで構成がしっかりしたプロンプトを作成します。
2. 「Enhance」ボタンを使用してプロンプトを改善し、より詳細で正確な結果を得ます。
3. 何がうまくいき、何がうまくいかなかったかを確認します。
4. 少しずつ調整を加えていき、プロンプトに詳細、フレーミング、照明の指示などを追加します。
5. 必要であれば、「Enhance」ボタンを再度使用して自動で調整を加えます。
6. 完璧なショットが得られるまで繰り返します。

ステップバイステップで生成していくことで、最終的な出力に対するコントロールが向上し、あなたのクリエイティブなビジョンに合ったビジュアルを作成できるようになります。

画像を画像に変換

テキストで指示を出す代わりに、画像をアップロードしてプロンプトで修正し、自分だけの画像を作成できます。背景を変更したり、オブジェクトを追加・削除したり、さまざまなことが可能です。

1. 「画像を画像に変換」を選択
2. 画像をアップロード
3. テキストプロンプトで画像を編集します（例：背景を変更する、カメラの向きを追加するなど）
4. 「生成」をクリック
5. 「マイ作品」タブで変換された画像を確認できます。

この機能で作成できる素晴らしい例をいくつかご紹介します。これらの作品を参考にして、プロジェクトの完成度を高めましょう。

プロンプト: メガネを削除

プロンプト: 雲を削除

プロンプト: 右向きの横顔に変換

プロンプト: この写真をリアルな鉛筆スケッチに変換

プロンプト用語集

 AI アートのプロンプトの世界に足を踏み入れると、これらの単語やフレーズを見かけます。これらの言葉の意味を理解していると、 AI アートのプロンプトを習得する上で非常に役立ちます。

シード	AI プロンプトのシードは AI の生成結果に影響を与える数値です。プロンプトと同じシードを使用すると、毎回まったく同じ結果が生成されます。シードを変更すると、出力の異なるバリエーションが生成されます。この機能は、結果を微調整する際に一貫性を保ったり、複数のクリエイティブな選択肢を模索したりするのに役立ちます。 AI 画像生成ツール や動画生成ツールなど、一部の AI 搭載ツールやアプリでは、ユーザーがシード番号を入力して一貫した結果を得られるようになっています。ただし、一部の消費者向け AI ツールでは、シードはバックグラウンドで処理され、上級ユーザーのみが手動でシードを設定してより詳細な制御を行うことができます。
モデル	画像生成に使用される特定の AI フレームワークまたは学習済みデータセットのことです。例えば、Stable Diffusion、DALL·E、MidJourneyなどがあります。それぞれのモデルには、独自の強み、限界、アーティスティックなスタイルがあります。
ネガティブプロンプト	画像に含めてほしくない要素を指示する一連の説明です。こうして不要な要素を取り除き結果を改善させることができます。例えば、「ぼかしなし」や「暗い色を除外」などがあります。
プロンプト強度	AI がプロンプトにどれだけ忠実に従っているかを制御する設定です。値が高いほど AI は厳密に指示に従いますが、値が低いほどより創造的になります。
リラン	同じプロンプトとパラメーターを使用して新しい画像を生成することですが、通常は異なるシードを使用します。これにより、元の画像のユニークなバージョンが生成されます。
リミックス	リミックスは既存のプロンプトを変更したり、そのパラメーターを調整したりして、元の画像の変更版を作成することです。これにより、反復的な改良や新しい方向性の探求が可能になります。
バリエーションの生成	同じプロンプトに基づいて複数の画像を生成することですが、構図、スタイル、その他の属性に微妙な変更が加えられ、多くの場合、同じまたは類似のシードが使用されます。
参照画像	AI の出力を導くために提供される入力画像です。構図、スタイル、または特定の視覚要素に影響を与えつつも、クリエイティブな編集のために柔軟性を維持します。
ステップ数	ステップ数は AI が画像を向上させるために使用する反復回数です。ステップ数が多いほど、通常はより詳細で洗練された出力が得られますが、処理時間も長くなります。
サンプラー	プロンプトとパラメーターから画像を生成するために使用されるアルゴリズムのことです。異なるサンプラー（Euler、DDIMなど）は、レンダリングプロセス、速度、および画像の最終的な見た目に影響を与えます。
プロンプトウェイト	プロンプト強度と同様に、プロンプトの特定の部分の重要性を調整する値です。特定の単語やフレーズのウェイトを上げることで、それらが最終画像により強く影響するようにできます。

クリエイティブな AI 制作で次のステップを踏み出しましょう

生成 AI の世界はまだ始まったばかりで、クリエイターにとっては難しく感じるかもしれません。Artlist は、そんな皆さんがこのテクノロジーを理解し、自身のクリエイティブなプロセスに活用できるようお手伝いします。完璧なナレーションを制作するコツ から、 AI 画像生成プロンプトまで、Artlist がサポートします。 

Artlist の AI 動画生成ツールがあれば、素晴らしいビジュアルでアイデアを実現するために必要なものがすべて手に入ります。明確で具体的なプロンプトを作成し、スタイルを試し、そして「Enhance」ボタンを使って結果を改善させることで、プロ品質のコンテンツをより迅速かつ正確に作成できるようになります。

上達への一番の近道は、とにかく実践あるのみです。上記のガイドラインを参考に、Artlist の AI 動画生成ツール and start experimenting with your prompts today? 

*この記事のメイン画像作成に使用されたテキストプロンプトは「日中にArri Alexa Miniカメラで撮影された、ハンガリーの古い町並みの通りを走る、背景に黄色い建物がある、翼を持つリアルな白馬のシネマティックショット」でした。